私の場合は被写体さんが自由にポーズしたり動いているところを撮影していますが、その場所でイメージが沸いた時に具体的に”ここでこういうポーズをしてほしい”って思う場面もあると思います。
今回は口頭で伝える時にどうしてるかを書いていきますね!
立ち位置

立ち位置は実際に自分がこの辺に立ってほしいと思う場所に立ちます。
後は実際にカメラを構えた時に思っている場所よりズレていれば前後左右動いて欲しい方向に歩幅1歩ずつ動いて欲しいとお願いしましょう。
触って動いてもらうやり方は基本的にNGなので、可能な限りわかりやすく伝えます。
位置に関してはズレてもらうだけでOKなので伝えやすいですね。
ただし中望遠以上で撮影する場合はそもそも声が届かない事もあるので自分がズレたりして微調整しましょう。
これは昼夜撮影関係なく使いますが、夜の撮影の場合でシャッター速度を遅くしている時は1秒間だけじっと我慢してー!とお願いしておきましょう。
それでも被写体ブレorカメラがブレるなどする事が多いため、数枚撮影しておく事をお勧めします。
視線

カメラ目線しないでーだけだと綺麗に目が映らない角度になったり自分の思う視線にならない場合が多いです。
これも広角で声が届く時ですが、私の場合は片手でファインダーを覗きながらもう片方の手を使って自分の指を見てもらいながら視線誘導をしています。
注意点としては、指を見てもらって視線誘導をすると寄り目になってしまいがちなので指の更に向こうを見てもらうようにしましょう。
※寄れるレンズを推したい部分はここ!
写真の中でも視線の先に意味を持たせたりする場合は大事な要素です。
キャッチライト(瞳に写る光)が綺麗な方向を見て欲しい場合も有効です。
その辺は時に夜の撮影で良い場所を見つけると本当に綺麗に瞳が輝くので探してみてください!
角度
体の向き
これが一番口頭で伝えるのが難しい部分です…。
細かく伝えたい場合は被写体さんの前に立って実際に自分がやって欲しいポーズを見せています。
口頭での場合は『一度体ごと右を向いて、そのまま上半身だけこちらに向けて』という感じです。
そこまで細かくしなくてもいいよーっていう場合はこんな感じでも伝わると思います。
もっと細かく指示したい場合は少し時間をかけてでも、もうちょっと上半身だけ右に…もうちょっと!という感じで微調整をしてもらいましょう。
顔の向き
顔の向きも視線の誘導とほとんど同じです。
基本的には真正面を向いてもらうよりも少し斜めを向いてもらうのがベストだと思っています。
(私は人の横顔が好きなのでこの辺は好みもあります)
カメラ目線であっても真正面と少しだけ角度を付けた撮影をしてみて自分の好みや被写体さんのベストを探してみてください。
仕草
普通にしてほしい
普通にしててーっていう指示は、実は凄く被写体さんを困らせてしまいます。
自分で思うように対応してくれる被写体さんもいますが”普通にって??”と考えて止まっちゃう子が多いです。
公園の遊具で遊んでいるところ・コーヒーを飲んでいるところ・走っているところ
など、カメラマン側がどういう場面を撮影したいのかを具体的に伝えてあげると動きやすいです。
また、ありのままの撮影をしたい時は事前に勝手に撮るよーっていう事を伝えておいて被写体さんと色々お話ししたり歩きながら撮影しましょう。
何気ない仕草
何気ない仕草とは日常ではありふれたシーンの事だと私は解釈していますが、これもどうして欲しいか被写体さんに伝えないとわからないです。
解けた靴紐を結びなおす・電話で誰かと話してる・待ち合わせで人を待っている
など、仕草についても出来るだけ何をしてほしいのかをハッキリ伝えてあげましょう。
表情
表情を引き出す時は話題の振り方だと思っています。
真顔やその時そのままの表情を撮影していたい場合は無言でシャッターを切る事が多いです。
楽しそうな表情

途中で笑顔が欲しいなーと思ったら笑って!と直球で伝えてみますが、ニコっと笑顔をするのが苦手な子が相手の場合は相手が笑ってくれそうな話題を探します。
好きな事を聞いて、その話題について話してくれる時はきっと楽しそうな表情をしてくれるので話しながらシャッターを切りましょう。
ただし表情がメインになるので、先にポージングはある程度してもらってからカメラを構えておいた方がいいです。
悲しそうな表情

表情の中では一番難しいかもしれません。
悲しそうな表情は無理にリアルを追求するよりも俯いてもらったり仕草で悲しそうな雰囲気を表現した方がいいです。
(リアルを追求すると実際に悲しかった事を思い出してもらったりする事になりますが、被写体さんが思い出した時の心のダメージも考えて)
仲良くなって色んな話をした被写体さんへはリアルさの追求をしてみてもいいかもしれません。
自然体

ある意味”普通にしててー”っていうような撮影ですが、ありのまま撮影したい場合は逆にあまり声をかけません。(先ほど書いた事と逆になってしまいますが…)
私の中での”ありのまま”というのは被写体さんも人間だから笑っているだけの生活ではないと思っているので、笑わせるように話しかけたりしないようにすることも多いです。
逆に最近あった出来事などの雑談を話しながらもあります。
被写体さんの雰囲気と自分が撮りたいと思う場所でシャッターを押してます。
(コミュニケーション必須!)
事前にそういう撮影である事を話し合っているので、イメージ共有がとても大事です。
まとめ
私の場合は同性の撮影が多いため、手はもうちょっとこっちでって触って指示してしまう事が多いのですが異性が相手だと基本的にダメなので同性であっても可能な限り口頭で伝える努力をしてる最中です…。
参考写真があればベースのポージングは見てやってもらいますが、今回はその場所でこうして欲しいと急に思いついた場合ですので少しでも参考になれば。
この記事は書いている日までのメモのような感じなので、もっとわかりやすい指示方法が見つかれば書き足していく予定です。
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